腰のヘルニアに関して、関連性はありますか?
2019年12月18日
くにさだ鍼灸整骨院の飯島です。
今日はヘルニアと病院で診断されたと言う患者さんを診ていて、いつも言っていることなのですが、ヘルニアと痛みしびれに相関性はないとおもうよってことについて触れていきます。
腰のヘルニアは、中年から老年に多く、病院で行う画像診断では8割以上の受診者に発見されますが、ほとんどが腰痛との因果関係はないと最近考えられるようになってきています。ヘルニアは病院で行う手術の指標とされていますが、手術によって主訴が快方に向かうこと、解決されるパターンは耳にしたことがありません。
つまり、ヘルニアなどの退行性変性は年を重ねれば誰にでもでてくる可能性の十分にある形態であり、痛みとは直接かかわりあいのないものという事でしょう。
原因ではないものを手術でとりのぞいても痛みが取れないのは当然ですね。
手術の目的がヘルニアの除去にあるから、ヘルニアをなくせば手術はうまくいったということなのでしょうが、それでは本来の手術の目的がなんなのか忘れてしまうため本末転倒です。
病院で普段行われているレントゲンなどは、骨とかそのクッションの椎間板の厚さなどの状態の把握は可能ですが、骨や椎間板の状態のみではその方のかかえている痛みの原因を探るは情報不足です。
つまりレントゲンなどの画像診断で得られた情報の骨の状態のみでは変形や変性しかわからないため症状とは関連性が低いということです。
くにさだ鍼灸整骨院は12月30日(月曜)まで通常通り受け付けております。
年始は1月4日(土曜)、午前九時から午後六時までうけつけております。