足関節痛とは?原因と鍼灸での改善法を解説

こんにちは、くにさだ鍼灸整骨院です。今日は 足関節痛(足首の痛み) について解説します。

足関節痛とは?

人間は歩行の際、足関節で全体重を支えています。そのため年齢や日常生活での負担が積み重なると、足首に障害が生じ「足関節痛」と呼ばれる症状が出やすくなります。

  • 捻挫や靭帯損傷、骨折などの外傷
  • スポーツや立ち仕事による使いすぎ
  • リウマチなどの炎症性疾患

これらが代表的な原因です。

足関節痛を起こす代表的な疾患

① 変形性足関節症
加齢による変化や外傷後の後遺症で関節が変形する疾患です。歩行時の痛み、可動域制限、圧痛や熱感が特徴です。

② 足根管症候群
足首の内側にある「足根管」で神経が圧迫される疾患です。足底の痛み、しびれ、夜間痛を伴い、進行すると足底筋の運動障害が出ることもあります。

③ 足底筋膜炎
長時間の立ち仕事や歩行が原因で足底に炎症が起きます。朝の一歩目が特に痛むのが特徴で、踵の炎症や骨膜炎が関与しています。

④ アキレス腱周囲炎
スポーツでの繰り返し動作により発症。慢性化すると腱部が固く厚くなり、動作時の痛みや違和感が続きます。

東洋医学から見た足関節痛

東洋医学では、足関節痛は「足痛(あしつう)」や「痺症」と呼ばれ、原因別に分類されます。

  • 肝腎両虚:踵の痛み、足腰のだるさ、目のかすみ。加齢・過労による滋養不足が原因。
  • 気血両虚:活動時の痛み、夜間悪化、倦怠感。体力低下や不摂生が背景。
  • 寒湿痺:冷えや湿気で悪化。足の重だるさ、夜間の痛みが特徴。
  • 風湿痺:雨天や寒冷で悪化。足関節の腫れ、屈伸困難を伴う。

患者さんの体質や生活背景を含めて診るのが東洋医学的アプローチの特徴です。

鍼灸治療での改善アプローチ

当院では、足関節痛に対して以下のような施術を行っています。

  • 血流改善と筋緊張の緩和
  • 経絡の調整による炎症緩和
  • お灸による温熱刺激で冷えや滞りを改善

患者さん一人ひとりの症状・原因に合わせて経穴(ツボ)を選び、回復をサポートします。

まとめ

足関節痛は、外傷から加齢、生活習慣までさまざまな原因で起こります。
「朝の一歩目が痛い」「歩くと足首がしびれる」「スポーツ後に違和感が続く」などの症状がある方は、早めのケアが大切です。

伊勢崎市周辺で足関節痛にお悩みの方は、ぜひ くにさだ鍼灸整骨院 にご相談ください。
あなたの症状に合わせた施術で、日常生活を快適に過ごせるようお手伝いいたします。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行

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