眼精疲労が他で良くならない理由

眼精疲労が他で良くならない理由

このようなお悩みありませんか?

  • 目がかすむ
  • まぶしい
  • 物が二重に見えるときがある
  • 目の奥が痛む
  • 目が乾く
  • ときどき頭痛めまいがする
  • 目が充血しやすい

実は眼精疲労の原因は単一ではなく複数の原因が組み合わさって起こることが多いとされています。大きく3つの要因で上げますと①目の要因②全身の要因(身体的因子や精神・心理的因子)③環境の要因です。眼科等に受診してもよくならない場合は別の要因が考えられると言えます。

眼精疲労の症状について 

眼精疲労の症状は主に目の症状と全身の症状の2種類があります。

●目の症状

  • 目が重い
  • なんとなく目が痛い
  • まぶしい感じがする
  • 目がかすむようになる
  • 目が乾く
  • 白目が赤く充血する
  • まぶたがピクピクする
  • まばたきが多くなる

●全身の症状

  • 寝ても疲労感が取れない
  • 頭痛
  • 首や肩のこり
  • イライラ感
  • 吐き気

眼精疲労の原因とは

先ほどもお伝えしましたが眼精疲労の原因は①目の要因②全身の要因(身体的因子や精神・心理的因子)③環境の要因、この3つ要因が複雑に関連します。

①目の要因

遠視、乱視、近視、老眼が適正に矯正されていない場合、度の合わないメガネやコンタクトレンズを使っていると、無理にピントを合わせようとして毛様体筋に負担がかかります。
また、涙の量が少なくなったり、涙の流れが悪くなったりして目が乾くドライアイなどは、目の表面を保護する涙の層(涙液層)が均等でなくなり、ものがはっきり見えにくくなります。

②全身の要因

全身の健康に問題があると、目にかかる負荷に耐える力が足りなくなってしまいます。

  • 疲れやすい体質、夜勤や海外出張などによる生体リズムの変調など
  • 精神的ストレスで自律神経に影響があると、まばたきや涙の量が減り、目の疲労も進みます。
  • 緑内障、白内障の他、脳神経疾患、高血圧、低血圧、糖尿病、自律神経失調症、月経異常など目以外の病気に伴って眼精疲労の症状が出ることもあります。

③環境の要因

目を疲れさせるような作業環境も眼精疲労の原因となります。

  • 長時間のVDT作業
  • 照明のちらつき、パソコン画面への映り込みなどの光の刺激
  • エアコンの風などが直接、目に当たると涙を蒸発させ乾燥しやすくなります。
  • 紫外線、シックハウス症候群、騒音などが影響することもあります。

当院ではこのように改善します

眼精疲労における当院の施術可能範囲は本人の自覚症状を取り除き緩解に向かわせるための鍼灸施術を行います、眼症状に対しては眼の周りの血流改善を主目的としたアプローチには攅竹穴や太陽穴を狙います。

後頚部の天柱穴、風池穴、完骨穴をねらった脛骨動脈、後頭部の血流改善の鍼灸施術を行います。

他にも肩背部の硬結改善を狙った肩井穴、肩外兪穴、天宗穴、などを狙った施術を行います。

これらは全て現代医学的な、筋骨格系のアプローチになります。

他、東洋医学の観点からのアプローチをご案内します。

東洋療術的な施術は以下に示す配穴による遠隔施術となります。

眼精症状は体内の血を多く使い、結果血の供給がうまくいかず結果血を蔵する肝の気が滞り肝血虚証があると考えています。

この場合足厥陰肝経の原穴の太衝穴(たいしょう)や、兪募穴の肝兪穴、期門穴。

厥陰肝経の表裏である足少陽胆経の原穴である丘墟穴、胆経の兪募穴の胆兪穴や日月穴などの補気施術を行い肝気、肝血を滋養して眼精疲労を改善させていきます。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行