耳鳴りが他で良くならない理由

耳鳴りが他で良くならない理由

このようなお悩みありませんか?

  • 耳鳴りがする
  • いつもと聞こえ方が違う
  • 首や肩のコリがひどい
  • めまいや吐き気を感じる
  • 強いストレスを感じている

一般的な耳鼻科・病院の治療

一般的な耳鼻科・病院では投薬治療がメインです。

血流を改善する薬や、精神安定剤、ビタミン剤などを服用して症状改善を狙います。

一般的な整骨院・鍼灸院の治療

耳、頭周辺のマッサージや低刺激の鍼治療が中心です。

リラクゼーションマッサージ

疲労回復を目的に、耳や頭の筋肉をマッサージします。

耳鳴りの症状について 

耳鳴りとは、本来聞こえないはずの音が聞こえている状態です。

「キーン」という高い音や、「ブーン」、「ボー」といった低い音が聞こえる場合があります。

耳鳴りには、自覚的耳鳴(非振動性耳鳴)と他覚的耳鳴(振動性耳鳴)があります。

自覚的耳鳴は本人しか分からない症状で、難聴など他の聴覚障害を伴う場合があります。

他覚的耳鳴は血管の拍動などで他人にも確認できます。

40歳から50歳代で発症することが多く、普段からストレスを感じていたり責任感の強い方に発症することが多いです。

耳鳴りの原因とは

耳鳴りの原因はまだ解明されておらず多様な説がありますが、「神経」か「伝音」に問題があるという説が代表的です。

「神経」に問題があるという説では、音が伝わるルートに関係する神経が何らかの原因により興奮してしまい、感覚が過敏になった結果として耳鳴りが発生すると考えられています。

「伝音」に問題があるという説では、耳の周辺や中の筋肉の痙攣、血流雑音などを耳鳴りとして感じることがあると考えられています。

この他にも、耳疾患や全身性疾患にともなって耳鳴りを感じることもあります。

耳疾患では「中耳炎」、「メニエール病」、「突発性難聴」、全身性疾患では「代謝障害」、「栄養障害」、「高血圧」、「ホルモンバランスの乱れ」などが耳鳴を伴うことで有名です。

東洋医学からみた耳鳴りは、過労などが原因の「気血両虚の耳鳴」、暴飲暴食などから胃腸の機能が低下したことが原因の「痰湿中阻の耳鳴」、悩みや怒りなどストレスが原因の「肝火上炎の耳鳴」などが代表的です。

「気血両虚の耳鳴」では、全身の倦怠感、食欲不振、不眠、脚のむくみ、女性では月経不順を伴うことがあります。この場合は脾胃の働きを改善して、気血生成を促す施術を行います。

「痰湿中阻の耳鳴」では、頭痛、吐き気、めまい、足の冷えなどを伴うことが多く、天候によって症状が悪化することが特徴です。この場合は水湿の停滞を改善する施術を行います。

「肝火上炎の耳鳴」では、のぼせ感、肩こり、情緒不安定、便秘、下痢などを伴うことが多いです。この場合は肝火を抑えながら、肩こりの施術も同時に行う場合があります。

当院ではこのように改善します

当院では鍼灸で耳周辺や首、肩の筋緊張を緩和し血液循環を改善することで耳鳴りの症状緩和を目指します。原因の項目で説明した「神経」や「伝音」に問題がある場合や、耳疾患、全身性疾患にともなった耳鳴でも、血液循環が良くなると症状が緩和してくるケースが非常に多いです。

鍼灸で耳鳴りの改善をするメリットとして、「ほとんど副作用がなく、連続した施術が可能である」という点があります。薬による治療だと副作用が強い場合や、連続して服用すると治療効果が減少する場合がありますが、鍼灸にはこのような不安がありません。

病院や他の鍼灸整骨院、鍼灸院との違いは、「凝り固まっている筋肉を徹底的に緩めて血流改善する」という点です。

当院の鍼灸施術では、血液の循環が悪くなりガチガチに硬くなってしまった筋肉に直接鍼を打ちます。なぜならば、このくらい筋肉を刺激してあげないと耳鳴りのようなしつこい症状は改善しないからです。

具体的に、鍼をするツボとしては耳の周辺にある耳門(じもん)、聴宮(ちょうきゅう)、聴会(ちょうえ)、翳風(えいふう)を使うことが多いです。

この他にも首や肩のコリに効くツボや、内臓の働きを良くするツボを使って全身の負担を取り除きます。

この他に東洋的な施術として、バランスを整える目的で首や耳周辺だけではなく、腰や脚、腕に鍼をする場合もあります。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行