疲労感や倦怠感には「肝」のツボ
こんにちは、くにさだ鍼灸整骨院です。
今回は「疲労感」「倦怠感」について、当院の考え方と施術方針をご紹介します。
疲労感とは ― 身体からの大切なシグナル
疲労感は、単なる長時間労働や体の使いすぎだけで起こるものではありません。
精神的な葛藤やストレスが大きく関与する「生理的反応」であり、体が発する重要なサインです。
疲労感が続くことで疾患を招くこともあれば、逆に疾患によって疲労や倦怠感が強まる場合もあります。
生理的疲労と精神的疲労の関係
筋肉や組織に疲労物質が溜まることはよく知られていますが、それだけではありません。
例えば――
- 勝利を収めたスポーツ選手は、体が疲れていても爽快感を覚えることがあります。
- 全力を尽くして敗れたときには、立っていられないほどの脱力感や倦怠感に襲われることがあります。
このように「心と体」は密接に結びついており、精神的な充実度によって疲労の感じ方は大きく変化します。
当院の施術方針
疲労感や倦怠感が強い場合、当院では 鍼灸や手技療法 を用い、局所・全身の血流を改善します。
血流が整うことで筋肉や内臓の修復が促され、体本来の回復力が引き出されます。
また、多くの方が悩まれる腰痛や肩こりなどの運動器疾患に対しても、疲労に伴う筋肉の緊張を緩め、改善を目指します。
東洋医学からみた「疲労感・倦怠感」
東洋医学では、疲労や倦怠感は 「肝の機能の弱まり」 と関係が深いと考えられています。
肝には――
- 血液を全身に巡らせる
- 血液を浄化する
といった働きがあります。特に睡眠中にこの作用が高まるため、肝の働きが弱ると「眠りが浅い」「朝起きてもだるい」といった状態になりやすいのです。
さらに肝の持つ「疏泄(そせつ)」の機能が低下すると、血流が滞り、だるさやしびれといった不調が続くことになります。
肝の失調を疑うサイン
次のようなサインがある方は、肝の働きが弱まっているかもしれません。
- 最近、怒りっぽくなった・イライラしやすい
- 脈が硬く張ったように感じる(弦脈)
- 顔に青筋が浮きやすい
- 春先に体調を崩しやすい
- 目の疲れ(眼精疲労)が強い
これらは倦怠感や集中力低下を伴いやすいため、注意が必要です。
まとめ
疲労感・倦怠感は「気合いで乗り切る」ものではなく、心身からの大切なサインです。
当院では――
- 鍼灸や手技で血流を改善し、回復をサポート
- 東洋医学の視点から「肝の働き」を整える施術
を行っています。
「朝から疲れている」「やる気が出ない」「体が重い」といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
