不眠へのアプローチ

不眠へのアプローチ

伊勢崎市国定町で鍼灸整骨治療院を開業しております、くにさだ鍼灸整骨院の飯島です。

今回は夜間の眠りが浅い、寝ても深夜に目が覚めてしまうという方に向けた内容を書いていきます。

人間は日の入りとともに眠りにつき、朝、日の出と同じくらいの時刻にすっきり目が覚めるのが理想とされています、しかし現代社会では働き方の多様化、24時間営業など、残業なくして仕事を回すことが難しい事、近代以前の生活サイクルを保つのは難しいのが現実です。

眠りが浅いというのも変則時間労働、夜勤、対人ストレス(接客業などの3次産業)などもあいまって不眠、中途覚醒に拍車をかけています。

さらにここ10年におけるスマートフォン等の携帯型の電子機器(?)の普及による就寝前のネットサーフィンは、脳をがっつり覚醒状態にして良い眠りを妨げています。

こういった夜間における目の酷使、午前様な深夜残業、昼夜逆転の2交代、3交代勤務などは、人間の活動と休息のバランスを崩します。

さらに自律神経(交換、副交感)の切り替えを慢性的にうまくいかなくしてしまい、いざ勤務明けでゆっくり休もうとしても体がリズムについていけずに、気だるいまま、きっちり眠れないまま休日を終わらせるのが常習化してしまいます。

気だるいというのはどういったことなのでしょうか、私のとらえ方での気だるいとは、血の病(けつのやまい)をまず考えます。

鍼灸での考え方に肝(かん)という、肝臓とかの臓器とはまたちがった機能概念があります。

この肝は日中活動によって汚れた血を浄化し体の隅々までいきわたらせる疏泄(そせつ)の作用があります。

この肝の機能は日没から日の出前までの深夜、本来我々が体を休める時間にフル稼働してくれます。

夜の睡眠は脳の整理とかいろいろありますが、この血の浄化も日中のハイパフォーマンスな活動を支える根幹なんですね。

寝しなの深酒、深夜の食事は夜間のそういった機能を著しく落とすので、慢性的なだるさや日中の眠気が強い方は現在の習慣を見直す必要があるとおもいます。

またお薬の長期常用、は肝臓、腎臓に底知れぬダメージを与え続けていることは疑いないのでお医者様に相談される事をお勧めします。

当院のだるさ、痛み、不眠等でお困りの方は、肝の流れを整えるツボの太衝穴、曲泉穴や体の緊張を解く為に顖会穴などを使用し、こういったお悩みを日々解消させて頂いております。

群馬県で不安感や不眠にお悩みの方は一度、伊勢崎市のくにさだ鍼灸整骨院にご相談下さい。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行