めまいが他で良くならない理由

めまいが他で良くならない理由

このようなお悩みありませんか?

  • たまにふわふわしためまい(ふらつき)を感じる。
  • 回転するようなめまいが起こることがある。
  • めまいとともに、耳鳴りや耳の閉塞感、頭痛なども起こる。
  • 吐き気をもよおすようなめまいが出る。
  • メニエール病と診断され、薬を服用しているが、めまいが改善しない。
  • 辺りがグルグルと回転するようなめまいが起こる。
  • 耳鳴りがしたり、「ザー」という異音が聞こえる。
  • 耳が詰まっているような感じがして、音が聞こえづらい。
  • 吐き気がするほど酷いめまいのせいで、立っていられなくなる。
  • いつめまいや難聴が起こるのかと、毎日不安に感じる。
  • めまいが起こると吐き気や冷や汗が止まらなくなる。
  • めまい発作は数十分から数時間、時には半日以上続く。
  • 吐き気が続き、顔面が蒼白になり、気温が異常に暑く感じたり寒く感じたりする
  • 病院でメニエール病と診断されて将来が不安
  • メニエール病の薬を飲んでても何回もめまいを繰り返す
  • 耳鼻科やめまい専門外来に通っているが治らない
  • 仕事に行けなくて困っている
  • 立ち上がりにふらつく。
  • 首を上もしくは下を向くとふらつく。
  • 病院での検査は異常なく、原因不明。
  • 一度めまいが起こると20分以上続く
  • 目薬をさしたり、うがいをする時に上を見上げるとふらつく
  • 人ごみを歩くのが苦手だ
  • 掃除機をかけるときに下を向くのが苦手

突如襲うめまい。再び起こる不安などで日常生活に支障を感じることもあります。
めまいは病気が原因でも起こりますが、病気でなくても起こるため、必ず病院で診察を受けましょう。

メニエール病と診断されて薬を飲んでいるあなたへ。

薬だけではメニエール病の原因は改善されません。
薬とうまく付き合いながら、原因と向き合って薬がなくても不安なく生活できる身体を手に入れましょう。

メニエール病の原因は薬で治らない3つの理由

①めまいを治す薬はない

めまいで病院に行ったときに薬を処方されることがありますが、抗めまい薬と言っても内
容は循環をよくする成分や、筋肉の緊張を和らげる薬です。
服用した成分が、全身のうちの小さな耳のさらに奥の狭い部分にきちんと到達するのは考
えにくいです。

②対症療法の薬も、内リンパまで届くか疑問

メニエール病は「内リンパ水腫」とによって引き起こされることがわかっています。
浸透圧利尿薬は、内リンパのむくみをとる目的で処方されます。
これも、薬の成分が小さな内耳の奥に作用することは考えにくく、体内の水分量は減っても内リンパのむくみが取れるかは疑問です。

③めまいに対する考え方を変える必要がある

メニエール病でめまいを経験すると、発作への不安から活動量が低下し、安静になりがちです。
メニエール病の原因はまだはっきりしない部分があります。原因がわからないと病院では治療ができません。そのため対症療法の薬が中心なのです。
もしかすると、動かないことがめまいの原因かもしれません。

メニエール病と「良性発作性頭位めまい症」

メニエール病と変わらない症状のため、医師も鑑別が難しいものとされています。
良性発作性頭位めまい症は、同じ姿勢で過ごすことの多い方によく起こります。
体動による内リンパ液の撹拌が起こらないため、内部で結晶のように耳石を作ります。
これが何かの拍子に細く狭い三半規管のどこかに挟まるとめまいが発生するのです。
低い枕が引き金になりやすいといわれています。
デスクワークで首や肩が辛く、整形外科で低い枕を推奨され、めまいが起こるようならあ
えて枕を高くしてみると変わるかもしれません。

その前に、めまいで診察を受けたことがなければまず医師に診てもらいましょう。

めまいの症状について 

めまいの種類

回転性めまい

ぐるぐると天井や世界が回ってしまい、立っていられないようなめまいになります。
バランスを取れない為、通常は片側の内耳の問題であることが多いですが、片側の脳血管に問題がある場合もあります。

動揺性めまい

ゆらゆらしたり、ふらついたりというようなめまいを言います。
バランスのコントロールがうまく出来ずに起こることが多いので、脳の問題の可能性が高くなります。
とはいえ、脳腫瘍など重篤な障害であれば、めまい以上の症状が現れるのが一般的なので、通常は脳の機能低下、自律神経の乱れによることが多いです。

浮動性めまい

ふわふわするようなめまいになります。
両側の内耳に問題がある場合や脳の問題のほか、動揺性めまいと同様、自律神経の失調に
よるコントロール不全の可能性が高いです。

眼前暗黒感

いわゆる立ちくらみのように、目の前が暗くなる種類のものですね。
脳に血が足りなくなると起こります。自律神経失調症、出血性の病気などが考えられます

めまいの原因

めまいが起こってしまう場合、当然のことながら平衡系のどこかに問題が生じているということになります。
ただし、足の裏のセンサーがおかしい場合には、めまいというよりもバランス自体をうまく取れなくなることが考えられますし、目の調子が芳しくない場合には、めまいというよりは見え方での不具合ということになるでしょう。
そう考えれば、必然的に、ふらつきの感覚を伴っためまいという現象が起きてしまうその
原因は、耳の奥にある前庭系の問題か、もしくは脳の問題であると考えることができます

いろいろなことが言われていますが、めまいの原因は脳か前庭系のどちらかにあると考え
るほうが自然でしょう。
それでは、実際に前庭系と脳において一体何が起きているのかを見ていきましょう。

めまいの原因となる器官

めまいが起きるという事態に至った場合、それはバランスを司る前庭系か脳に不具合が発生しているということを意味します。

バランス機能が働かない理由は、構造的にその部位が障害されているか、機能の低下が起こっているかのどちらかになります。

  • 前庭(三半規管、耳石器)
  • 前庭神経

といった部位の障害としては、構造的問題やウィルス性の炎症、腫瘍による圧迫や、血栓や梗塞などによる虚血状態などが考えられます。
機能の低下については、トータルストレス量の過剰による脳の機能低下、つまり自律神経の失調状態や、栄養の不足によるもの、頭頚部の歪みによる血流の不足からくるものなどが考えられます

では次に、それぞれの部位でどのようにめまいが起こるかを見ていきます。

前庭(三半規管、耳石器)

めまいの原因として最も多いとされるのが、耳石の剥離から半規管への混入によって生じ
る「良性発作性頭位めまい症」で、要は異物の混入によってめまいが引き起こされてしまうパターンです。
めまいというと、パッと頭に浮かぶのはメニエール病ですが、これは内耳のなかの膜迷路と呼ばれる器官を満たしている内リンパ液が過剰に増えることによって、内リンパ水腫が発生するものですね。
また、血流の不足、つまり栄養不足による機能低下によってめまいが起こるとも考えられるため、神経血管走行部、つまり頭頚部の歪みや凝りについても考慮する必要があります

前庭神経

もっとも代表的なのは、ヘルペスウィルス等によって前庭神経が障害されることで引き起こされる「前庭神経炎」です。
これは伝達経路の不具合によってめまいが生じるパターンですね。
そのほかに、当然のことながら神経血管走行部の状態を考える必要があります。

脳本体の障害としては「脳腫瘍」など、栄養不足によるものとしては「脳血管障害」が考えられます。
どちらにしても命にかかわる状態なので、めまいよりもより重篤な神経系の症状を伴うことが一般的です。
さらに、ストレス過剰によって負荷がかかり過ぎたために脳の機能低下からめまいが起こることもあります。
これは、自律神経の乱れによるものと言えます。

めまいの原因とは

ここでは、病気でない場合のめまいの原因をお伝えしていくのですが、先にめまいの原因になる病気をお伝えしていきますね。

耳の病気が原因の場合

耳は、「平衡器官」といって、人がバランス良くまっすぐ立てるような器官が備わっています。
その中にリンパ液があって、そのリンパ液が正しくあることで、平衡感覚を保てているのですが、内耳炎、中耳炎、外耳炎など、耳のなかの炎症や、メニエール病(耳のなかのむくみ)により、リンパ液の流れがに異常が起こると、①の回転性めまいと一緒に耳鳴り、ふらつき、難聴などを伴うことがあります。

自律神経が原因

②の不動性めまいは原因が不明と言われる場合が多く、原因は自律神経の失調と言われて
います。これは今回お話しする、原因不明のめまいに関係しますので、また後々説明していきますね。

脳の病気や異常が原因

小脳などが姿勢の維持や平衡感覚の維持の命令をしているのですが、小脳に脳梗塞などの血管のつまりや脳出血がおこると、激しい頭痛やめまい、姿勢がまっすぐとれなくなってきます。
いわゆる、③の動揺性のめまいがおこることがあります。一緒に手足の自由がきかないなどの症状があれば、危険な状態と言えますので、すぐ脳外科にいってくださいね。

起立性低血圧が原因

血圧の低さから立ち上がるときにめまい、ふらつきがすることがあります。
この場合と貧血などを持っている方は④の立ちくらみが起こることがあります

病気じゃなくてめまいになる原因は?

先ほど、めまいの原因になる病気をお伝えしていきましたが、今から、病気ではないのに、めまいになる原因をお伝えしていきます。

①自律神経の乱れ

先ほども少しお話ししていきましたが、自律神経の乱れはめまいの原因になります。
自律神経というのは何かというとリラックスと緊張のバランスです。
例えば緊張してストレスが溜まったとき、おなかがが痛くなることはありませんか?
大勢の人の前で話をするとき、全身の筋肉が硬くなり、手に汗を握るということはありませんか?
すごく緊張しているとおなかがすいたりはしないですよね?
逆にお風呂に浸かったとき、全身の力が抜けるような感覚はありませんか?
簡単にいうとそういったバランスが取れていないということです。
緊張というのは、筋肉が縮んで硬くなったり、血管が縮んだりして、内臓の機能も上がり、体が戦闘態勢になっている状態です。
リラックスというのは、筋肉が緩み、血管が広がり、お腹がすいたりして、内臓の機能も上がります。
そのバランスが取れなくなったら、リンパ液や血液の流れが悪くなって、めまいと同時に肩こり 頭痛 腰痛
などの症状がでてきます。

②首の骨に問題がある

首の骨にヘルニア、ストレートネック、頚椎症、歪みなどの問題があると、体から頭への
リンパ液、血流が悪くなってめまい、首痛、頭痛などの症状が起こることがあります。
デスクワークやスマホの見るときの姿勢など、首が下を向くことが多い
枕をせず寝ている、もしくは合わない枕で寝ている
などに当てはまる方は首が原因でめまいが起きている可能性があります。
③リンパ液に関連する内臓の疲労
めまいには、リンパ液が深く関係していますが、脾臓や肝臓はリンパ液を作ったり、貯めたりしているところです。
そのため、脾臓や肝臓が疲労するとリンパ液の流れが悪くなり、めまいが起きやすくなります。
原因としては、脾臓、肝臓などの疲れ 風邪 飲酒 糖分、糖質のとりすぎ、睡眠がとれていないなど、生活リズムの乱れが原因となることが多くあります。

当院ではこのように改善します

当院ではメニエール病の症状の改善には筋肉・骨格・内臓の全てのバランスを整える事が重要だという考えで鍼灸アプローチをしています。
なので寝れば疲労が改善して、痛みが引いたあとも
自分の体が治せる状態が根本改善と位置付けています。

本来、人間の体は
「自分で自分を治す力」を持っています。
例えば切り傷。切り傷がずっと治らない人は病気でない限りいませんよね。そんな感じで、メニエール病のツラい症状も本来は自分の体が治せるのが普通です。

そういった状態になって頂く事こそ本当の改善だと考えています。

骨盤・背骨の歪みを改善して血流コントロールを行います
骨盤は家でいうところの基礎にあたります。背骨は家でいうところの柱にあたります。

最初に骨盤と背骨の歪みを調整します。しかし、骨盤と背骨の歪みを改善するには骨盤と背骨だけでは歪みが改善しません。歪みを改善するのに大事な、頚椎(首の骨)、アキレス腱、手首の歪みも一緒に整えます。メニエール病の症状を改善するにもまず基礎を整えることが大事です。

全身の筋肉を柔らかくして循環を改善します。
全身の歪みを最初に改善した状態で筋肉を柔くしていきます。
歪みが改善していると血液の通り道がまっすぐになりやすい状態なのでこの状態で鍼などで筋肉を柔らかくすると血流が良くなります。
血流が良くなることにより全身の筋肉がさらに柔らかくなります。メニエール病の改善にも全身の筋肉が柔らかくなる事が大事です。
しっかり、全身の筋肉を柔らかくしていきます。
内臓の調整内臓の調整を行います。内臓の調整といっても大きな病気とかではなく、内臓の疲労によって起きている位置異常を改善して内臓の機能を改善します。例を挙げると、お酒を飲んで肝臓が疲労します。そうすると数ミリ肝臓の位置が下がったりします。
位置が正しくないと内臓は正しく働きません。そうすると自然治癒力が下がります。これを内臓の調整を行い改善していきます。内臓の位置異常が原因で起こる症状も多いです。
そのため、メニエール病の場合でも内臓の調整は大切になると考えています。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行