伊勢崎市で膝の痛みにお悩みの方へ|くにさだ鍼灸整骨院の鍼灸アプローチ
こんにちは、伊勢崎市の くにさだ鍼灸整骨院 です。
当院では、慢性的な肩こり・腰痛・神経痛などに対して、鍼灸治療による深部へのアプローチで根本改善を目指しています。
また、学生の部活動による筋肉トラブル、職場でのケガ、お車での交通事故など、さまざまなお怪我にも迅速に対応しております。
今回は、40代の方から80代の方まで幅広く見られる 膝の痛み(非外傷性膝関節痛) について、その原因と鍼灸によるアプローチ方法をご紹介します。
膝の痛みで多い症状
- 歩行中に膝が痛む
- 階段の昇り降りで膝に強い負担を感じる
- 椅子から立ち上がるときに膝に痛みが走る
- 膝が曲げにくい、正座ができない
これらの症状でお困りの方はとても多く、放置すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
軽度の膝痛に対する鍼灸アプローチ
腫れや熱感がない軽度の膝痛であれば、膝周りの神経の興奮を鎮めることで症状は改善することが多いです。
- 大腿神経(ももの付け根から下に伸びる神経)
- 伏在神経(ももの内側を走る神経)
これらの神経の走行上に鍼を打ち、一定時間置く「置鍼(ちしん)」を行います。さらに灸で熱刺激を加えることで、鎮痛効果を高めることができます。
ポイント:膝関節そのものに直接鍼を打つだけでなく、
- 大腿四頭筋(ももの前側)
- ハムストリングス(ももの裏側)
といった膝を支える筋肉を狙うことが大切です。
大腿四頭筋と股関節の重要性
大腿四頭筋は膝を伸ばす働きを担い、関節のクッション機能をサポートしています。この筋肉の柔軟性や筋力を保つことは、膝関節の動きをスムーズにし、骨同士の摩耗を防ぐうえで欠かせません。
また、股関節の可動域も重要です。股関節が硬いと歩行時に十分に足が上がらず、膝への負担が大きくなってしまいます。その結果、変形性膝関節症 の発症リスクが高まります。
変形性膝関節症とは?
加齢による変化で、以下のような状態が起こります。
- 膝関節の軟骨が摩耗
- 骨が増殖して変形
- 半月板が変性・弛緩
- 大腿四頭筋が萎縮
特に中年以降の女性に多く見られます。軟骨は一度摩耗すると再生が難しいため、予防的に筋肉を鍛え、柔軟性を保つことが何より大切 です。
膝に水が溜まるケース
膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨から構成され、関節包や軟骨がクッションの役割をしています。
激しい運動やジャンプ・ランニングなどで衝撃を繰り返すと、微小な損傷や炎症が起こり「水が溜まる」状態になります。
炎症が起こると、
- 熱感
- 発赤
- 腫脹
- 疼痛
- 機能障害
といった「炎症の5徴候」が見られます。
こうした場合には、鍼灸で患部周囲に微細な刺激を与え、血流を分散・誘導することで炎症の改善を促します。
スポーツに多い膝のトラブル
- ジャンパー膝:バスケットボールやバレーボールのようにジャンプ動作を繰り返すスポーツに多発。膝蓋骨下部に痛み。
- オスグッド病:成長期の子どもに多く、膝下の骨の突出部に炎症。
- 靭帯損傷・半月板損傷:激しい運動や外傷で発症。
こうした場合も、大腿四頭筋や股関節の柔軟性を整え、膝関節にかかるストレスを軽減することが予防と改善につながります。
鍼灸の適応外となるケース
次のような症状は鍼灸では対応できず、医療機関での精査が必要です。
- 強い自発痛・夜間痛があり進行性のもの(悪性腫瘍)
- 強い腫脹や発赤・熱感を伴うもの(化膿性膝関節症)
- 嵌頓症状を繰り返す場合(半月板障害)
- 受傷後すぐに強い腫脹が出現する場合(骨折・靭帯損傷)
- 関節の動揺が強い場合(前十字靭帯・後十字靭帯断裂)
まとめ
膝関節は体重を支えつつ、柔軟な曲げ伸ばしも担うため、とても複雑で負担のかかりやすい関節です。
湿布や痛み止め、注射で改善が難しいと感じる場合には、鍼灸で深部の筋肉や神経にアプローチする方法も有効です。
伊勢崎市で膝の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度 くにさだ鍼灸整骨院 にご相談ください。
当院では土曜午後・日曜も診療しております。
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