ギックリ腰(急性腰痛)について|原因・症状・予防と鍼灸での改善

ギックリ腰(急性腰痛)について|原因・症状・予防と鍼灸での改善


ギックリ腰は、ある日突然やってきます。
「さっきまで普通に動けていたのに…」
そんな声を、当院でも本当によくお聞きします。
急性の強い痛みですが、実はその裏側には、日々の生活の中で積み重なってきた小さな負担があります。
まずは、なぜ痛みが起こるのか、その背景を知るところから始めてみてください。
腰痛の大きな仕組みについては、
腰痛の原因とは にまとめています。



ギックリ腰とは?突発的な痛みの背後にあるもの


ギックリ腰は、突然腰に激しい痛みが走り、動けなくなる急性腰痛のことを指します。
ただし「突然」ではあっても、原因は突然生まれたものではありません。
姿勢の癖、疲れの蓄積、筋肉のこわばり、そして“冷えによる血行不良”。
こうした小さな負担が続いた先に、ふとした動作をきっかけに痛みが表に出てきます。
特に冬場は、腰まわりの循環が落ちやすく、
ギックリ腰と血行不良の関係 のように「冷え」が痛みの引き金になることがよくあります。
鍼灸では、冷えは“気血の巡り”を弱めてしまうと考えられています。
巡りが悪くなると、腰の組織に酸素や栄養が届きにくくなり、筋肉も硬くなりやすい。
結果として、ちょっとした動作でも大きな痛みにつながります。

冷えと寒さが引き起こす血行不良


「最近寒くなってきて腰が張る」
そんな経験はありませんか?
体の深部が冷えると、筋肉は自然に硬くなり、動きが小さくなります。
体は無意識のうちに“かばう動き”を取るため、さらに負担が溜まりやすくなります。
冷えやすい方は、痛みが出る前から少しずつ疲れが腰に溜まっていることが珍しくありません。
そういった時は、
冷えと血行不良を改善する腰痛治療法
を参考に、日頃から温める習慣を取り入れると変化が出やすくなります。
鍼灸は深部の血流を回し、冷えによる緊張をほぐしやすくするのが得意です。

姿勢の悪化と腰痛の関係


姿勢の影響は非常に大きく、ギックリ腰の患者さんの多くに共通しています。
長時間の座り姿勢
猫背
反り腰
疲労による体の“傾き”
こういった姿勢の崩れが続くと、腰にかかる力のバランスが乱れます。
特に負担がかかりやすいのが“腸腰筋”という筋肉。
ここが硬くなると、腰の前側から強く引っ張られるような状態となり、痛みの大きな原因になります。
詳しくは
腸腰筋と血行改善で対策するギックリ腰
を読むとイメージしやすいと思います。
鍼灸治療では、このような深部の筋肉の緊張を丁寧にゆるめていくため、
「立ち上がれないほど痛かったのに帰りは普通に歩けた」という方も少なくありません。

日常生活で意識すべきギックリ腰予防策


ギックリ腰を防ぐために必要なのは、特別なことではありません。
小さな習慣を積み重ねていくだけで、再発の確率は大きく下がります。
● 腰を冷やさない
入浴・腹巻・衣類の重ね着など、冷え対策は非常に重要です。
● 姿勢を整える
最も負担が出るのは「何気なく取っている姿勢」です。
● ずっと同じ姿勢でいない
デスクワークは 30〜60 分に一度、軽く体を動かすだけで全く違います。
● 深部の血流を保つ
冷えによる痛みや張りが多い方は、
冷えと血行不良を改善する腰痛治療法
も参考になります。

まとめ:腰痛を繰り返さないために

ギックリ腰は突然の痛みですが、実際には日々の疲労や冷え、姿勢の崩れが重なった結果として起こることがほとんどです。
だからこそ、“今の痛みだけ” を抑えるのではなく、
これから先、再び痛みが出ない体づくりが大切になります。
鍼灸は、痛みの改善はもちろん“予防”にも力を発揮します。
血流が整い、筋肉の動きが軽くなると、日常生活での負担も少しずつ減っていきます。
ギックリ腰の改善方法について、もっと詳しく知りたい方は
手術不要・鍼灸はぎっくり腰に効く?
も参考になると思います。
そして今回の痛みをきっかけに、
「自分の腰はどういうタイプなのか?」
「慢性腰痛とどうつながっているのか?」
と感じられた方は、こちらも読んでみてください。
腰痛の原因・タイプ別の解説はこちら(腰痛ガイド)
https://kunisada-seikotu.jp/isesaki-lowerback-pain

ギックリ腰でお困りの方は、いつでも当院にご相談ください。
無理をせず、早めのケアを大切にしてください。

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