坐骨神経痛が他で良くならない理由

坐骨神経痛が他で良くならない理由

このようなお悩みありませんか?

  • 痛み止めを服用してごまかしている
  • いたみどめがもう効かなくなってきている
  • 姿勢によってももやふくらはぎ、おしりまわりに電気が走ったような痛みを感じる
  • 歩いているとももやふくらはぎがびりびり痛くて足を引きずっている
  • 運転中座りっぱなしでいるとおしりの感覚がマヒする
  • 仕事で長時間立ちっぱなしでいるとおしりからあしにかけて痛くなり仕事ができない
  • 就寝時横になっていると夜中に痺れで目が覚める
  • 足先の感覚がマヒしてよくつまずく
  • しびれが常時強くて仕事にならない
  • 痺れのでている患部をマッサージしている
  • 病院でもらったシップをはってごまかしている
  • 電気をあてて表面の筋肉を刺激している

坐骨神経痛の症状について 

坐骨神経痛改善の根本原理は神経線維の中でも最も細い知覚神経線維の興奮状態を元の興奮状態に戻すことにあります。

腰の筋肉が硬くなり坐骨神経線維を圧迫して症状が出ると考えられます。

そこで、筋硬結及び神経自体の興奮を鍼灸施術で緩めていきましょう!

重い物を持つなどして筋組織が腰部の神経組織にあたり神経組織が異常に興奮した状態が急性腰痛、ぎっくり腰です。

鍼施術の刺激度合いは強烈な刺激を与えて局所の感覚を鈍麻させる方法もありますが、後々痛みがぶり返したり強くなることが多いためいきなりは用いません。

通常そういった痛みの時は一週間を目安に徐々に神経線維を元の状態に戻すほうが安全でしょう。

神経組織の回復は元に戻るまで通常一カ月の時間を要します。

一カ月を目安として半年間は痺れが出たり多少の違和感が残ることもありますが神経組織の中でも知覚神経繊維より太い自律神経線維が回復していく過程ですので期間中は施術を継続してください。

坐骨神経痛の鍼施術は、痛いほうを上に横向きになりおしりの坐骨神経の走行上に鍼を入れていきます、坐骨神経に鍼が当たると走行にそってびりっとする感覚が出てきます。

そこに通電をしていくことにより持続的な刺激が伝わり続けて神経の興奮の亢進を穏やかにしてくれます。

それにより坐骨神経に刺激を与えるという目的と筋組織の緊張を緩めるという効果を同時に可能にします。

刺鍼部位はおしりの神経走行上に一本、向う脛の足三里に一本刺鍼して通電を行い坐骨神経興奮を鎮静していきます。

神経根の傷害の場合を考慮して腰部から仙骨部位にかけて腰の骨の左右側方へのアプローチも行います。

症状が筋肉の硬さにある場合ははり灸施術の予後は比較的良好であります。

さて、さらに細かく分類をしていきます。

坐骨神経痛とは、背骨(胸、腰椎)から股関節周りにくっついたとても大きな大腰筋という股関節をあげたり腰を曲げたりする筋肉が萎縮してしまうことにより腰が前のめりにならざるおえない状態に関連して起こるものと考えています。

ぎっくり腰のような急激な痛みは伴わない為、横向きにもうつぶせにもなれることがほとんどですので、通常はうつぶせで施術を行います、このような慢性型の腰痛の場合は坐骨神経の圧迫を伴う為、坐骨神経痛(臀部やもも、ふくらはぎの痺れ、痛み)を伴います。

こういった慢性の腰痛症は先に述べた大腰筋の萎縮の他に、背骨の際を首から腰まで続いている脊柱起立筋の異常な硬結等があります。

この場合は痛みの部位が腰の下に集中せず、比較的背中の下(腰の上)の方に集中する傾向があります。

坐骨神経痛を誘発しているのは、腰から足先まで一本に伸びている 坐骨神経 という直径3センチほどのとても太い神経が圧迫を受けることによりしめつけられておこってしまいます、主に腰やおしりなどの、坐骨院系の根っこに近い部位が長時間圧迫(座りっぱなし、重いものを持つときに腰をかがめたりふんばる動き)をうけ続けることにより症状を誘発いたします。

坐骨神経痛の原因とは

坐骨委神経痛の原因は骨に近い箇所のインナーマッスル(腰の深層の大腰筋やお尻の筋肉の中殿筋など)が長期間負担をかけることにより血行不良がおこり血行障害がおこり固くなってしまっていることが原因として考えられます。

他に長期間同じ姿勢や、仕事で同じ動きを繰り返すことにより筋肉のコリが慢性化していることが考えられます。

当院ではこのように改善します

くにさだ鍼灸整骨院では、はり、灸を用いて、電気治療やマッサージなど他の方法では難しいインナーマッスルにアプローチします。

深部の筋肉にアプローチしていきます

なぜ、はりが効くのか?

答えはいたってシンプルです

ハリを腰の痛いところ、原因に、もしくは固さが強いところにしっかり刺していきます、するとあなたのカラダの中では外部からの侵略がきたことを知らせる非常事態が発令させます。

あなたの体は異物を排除しようと、侵襲部位に血液を集中して集めていきます。

この反応がでればあとはお身体の治癒力にすべてゆだねてしまいましょう。

神経や筋肉の血流改善を行ってより速やかな改善に導いております。

以下詳しく説明していきます。

坐骨神経痛のような筋肉の絞扼性神経障害には、該当する神経の疼痛閾値の上昇を目的とする治療、被絞扼神経の血流量の上昇を目的とする治療、絞扼を増悪させる周辺筋肉の過緊張(硬さ)の緩和を目的とする治療があります。

坐骨神経絞扼神経障害の鍼施術部位に関して

  • 坐骨神経刺鍼
  • 坐骨神経の根っこに近い臀部に対する刺法

坐骨神経は身体で最も太く大きい末梢神経であり、第四腰神経~第三仙骨陰茎の前枝によって構成されています。

坐骨神経の走行は、大坐骨孔を通り、小坐骨孔を出て、お尻からももの裏を下降して、膝の部分で総腓骨神経と脛骨神経の前後にわかれます。

それらの走行上のポイント(ツボ)に鍼、お灸等で反応を出して筋硬結、循環障害を取り除いていきます。

著者プロフィール 飯島 隆行(いいじま たかゆき)

群馬県伊勢崎市『くにさだ鍼灸整骨院』院長

医師に見放され、長い後遺症の経験から、「命の尊さ」と「信じる力」を大切にする鍼灸師。
経絡治療を得意とし、東洋医学の養生法でアドバイスする。

東京自由が丘 脈診臨床研修会所属 認定治療院

飯島 隆行