伊勢崎市「くにさだ鍼灸整骨院」で根本改善へ

こんにちは、くにさだ鍼灸整骨院の飯島です。

6月に入りじめじめと梅雨っぽくなってきましたね☂

毎年この時期は膝がしくしく痛んだり、腰の症状を訴える方が多く来院される傾向があります。

五月中は強い日差しでとても暑かったのが一変し、一日通して肌寒い日がここ何日か続いておりますが、こういった季節、気温の変わり目に多いと言われている肩こり、不眠症状の原因として、たまに耳にする自律神経の働きやアプローチ方法を考えていきます。

ここでは疾患が原因でおこるだるさや不調ではなく、天気の変化や過労、不規則な生活スタイルによっておこる生理的な状態を追っていきます。

何故季節の変わり目に肩こりや急激な腰痛(ぎっくり腰)中途覚醒など不眠症状が多いのでしょうか。

季節の変わり目、特に夏から秋口への変わり目は、夏の暑さによってスタミナを奪われてもなんとかやりすごしつつ、乗り切った身体の緊張感が多少涼しくなってくることによって、疲労がドッと溢れて突然の体調不良の風邪、熱を発症される方が多いように思われます。

他に季節の変化、気圧の変化で体にかかるストレスが精神面に影響し、疲労物質の除去がままならないまま、日々の仕事などをこなし悪循環に陥っているパターンも多く見受けられます。

夏の疲れが、季節の変わり目、暑い季節からだんだんと涼しくなってきて、寒い季節への変化の節目で、風邪や発熱などの発症によりため込んでいた疲労が表面にどっと出てくる事がありますよね。

こういった現象が年間を通じて身に覚えのある方が、少なからずいらっしゃるかと思われます。

それらはお身体の治癒能力が活性化されるための一時的なトーンダウン減少と捉えて頂いてよいと思われます。

 

 

何度もしつこいようですが、風邪、発熱等の現象は疲労や自律神経の乱れ(ここでは日中、お仕事中、お車の運転中などに優位となる交感神経優位の状態から、睡眠中のリラックス、食後の消化吸収等々の時に優位となる副交感神経)をしっかりと整えなおしてくれる為のお身体の大掃除だという解釈でお受け取り下さい。

ちなみに私はこのイベントが起こりにくい体質な為、肩こり腰痛でぐずぐずしています。

私みたいに自律神経のリセットが起こりにくい、外界の変化への感応が鈍い方は鍼灸での皮膚筋肉への定期的なアプローチをお勧めします。

はり治療の効果として、身体の不調、バランスの崩れ、免疫の不調を整えてくれる効果が確認されています。

よく遭遇する臨床例で病証を紹介します

 

①虚証による倦怠感

  • 立ちっぱなしを続けることができず、横になっていた方が楽だ。
  • 毛色が黒くくすんでいる。
  • 足先手先がよく冷える。
  • 髪につやがない。
  • 腰や膝がだるい。
  • 息切れしやすい。

これらに似た症状が出ていたり、触診が証と一致している場合は

足の太谿穴、陰谷穴 手の尺沢穴、太淵穴などの配穴で鍼を打ち腎の機能回復を図ります。

 

 

他、若い方や女性に多い、過労により血の虚証や肝虚証の場合

  • 眼精疲労がひどい
  • 筋肉がひきつれる
  • 寝ていても途中で目が覚める
  • 頭がのぼせる感覚がある
  • イライラする、怒りっぽい

 

これらの一連の症状が考えられ、肝虚証と判断した場合は 足の太谿穴 陰谷穴 太衝穴 曲泉穴 などに鍼治療をしていきます。

術後1k、日から長い方で三日間ほど、だるさ、全身、または局所のぼーっとしたのぼせ(熱っぽい)感が出てくる方がいます。

こういった反応を好転反応(こうてんはんのう)とか、瞑眩(めんげん)という言葉で術後の説明をさせて頂いています。

今まで症状の重かった方、長いこと症状をほったらかしにしていた方は鍼の効果としての微熱、風邪に似た症状を術後に呈する方がいます。

神経、血管、筋肉がもとの良好な状態に自力で戻ろうとしている過程でエネルギーを集めてもがいているとイメージして頂くと微熱、のぼせが出てくるというのもなんとなく腑に落ちるのではないでしょうか。

術後の一時的な痛み、だるさ等のトーンダウンが出ても、自身の治癒システムを信じて安静にして頂くのが治療の前提大原則です。

復活にはそれなりの痛みを伴うことをご理解いただければ術後のお身体の変化もすんなりと受け止めて頂けるかと思われます。

大病しない方というのは、こういったようにちまちま風邪をひいたり微熱を出したりと定期的に身体にストレスを加えて体内の免疫機能等が自分たちの仕事を忘れないようにしている体質の方が多いです。

つまり、病気もケガも一切したことがない、というのは上記のような緊急事態の訓練が体内で行われていないため、いざ大病すると脆い傾向にあります。

健康に関して相対的にとらえられている方というのは、上記を理解している方の事を指すように思われます。

つまり

「俺は風邪ひいたことないよ。」とか「ぎっくり腰?なにそれ?」

という人ほど自身の体質把握、ケアが手薄になっている傾向が高いため壁が脆いのです。

鍼灸、漢方薬などの東洋医学は身体の症状を抑え込まずにさっさと症状の経過をおし進めて治してしまおうという治療原則があります。

だるさ、痛みが10あるうちの4あったとします、こんな時、4から0に最短で近づけたいと思いますよね、それはそれで正解なのかもしれません、忙しい、休めないという現代社会を生きている我々は自分の心と体をだましだまし日々頑張っていますから。

ただそれだと同じ事の繰り返しであり原因の根っこを見つめていないということになります。

根っこを治療して同じことを繰り返さないようにするには、例えが極端かもしれませんがそれなりの痛みや少しの犠牲を伴います、それは時間なのかもしれませんし治療費という金銭面であるのかもしれません。

一端お身体の状態がフラットに、リセットされる為のある意味避けては通れない通過点であると解釈してください。

人間の気血水、陰陽といった東洋医学をベースに考えたとき、人によりまちまちですがバランスを考えたとき起こり得るものだと思います。

根っこを治療し症状の出にくい好ましい体質にするには自律神経のオンオフのスイッチの切り替えを上手にしてあげる必要があります。

自律神経とは、中枢神経の下の末梢神経の一種であり、体性神経のように自分の意志で動かそうとはできない内臓神経のことをいいます。

人間の自律神経(交感神経、副交感神経)の働きのスイッチは臓器(胃や血管、心臓など)を動かす為の各々の司令塔でありその人が意図して切り替えられるものではありません。

交感神経優位になった時に起こる内臓の作用として、

  • 脳、神経の興奮
  • 瞳孔の拡大
  • 鳥肌が立つ
  • 血圧の上昇(血管の収縮)
  • 心拍数アップ
  • 汗腺の拡張(汗がよく出る)
  • 唾液腺の収縮(つばがべとべと)
  • 膀胱の拡張(おしっこを溜める)
  • 気管平滑筋が緩んで肺に空気をたくさんとりこめる
  • 胃腸等の内臓の働きが抑えられる

 

等々、

副交感神経優位になると上記とは逆の状態になります。

鍼灸治療では特に副交感神経優位にすることで血管の拡張を促し筋骨格内臓を隅々まで温めることにより肩こり、腰痛、頭痛や胃腸障害、消化不良、不眠、月経不順、冷え性、不妊症等の改善を根本の自律神経から整えていきます。

伊勢崎市で腰痛、坐骨神経痛などの足の痺れ等でお悩みのお方は伊勢崎市国定町のくにさだ鍼灸整骨院のはり、お灸をお試しください。

土曜午後、日曜日も診療しています。

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