ところで、はり、灸ってな何に効くんだろう?って気になっている人は、当院を気にかけて頂いていると思います。
はり、きゅうの効果として、除痛、消炎鎮痛、不定愁訴(原因不明の症状)自律神経症状などが主に挙げられます。
肩が痛くて腕が上がらない、首が痛くて振り向けない、足をひねって痛い、ぎっくり腰で腰が痛くて動けない、などなど例を挙げると様々な症状があります。
自律神経について例をあげると内臓や身体の各器官、血圧や体温、脈拍を整える働きがそれにあたります。
要は体を丈夫にして病気になりにくい体をつくるお手伝いをするための養生法という事です。
WHO(世界保健機構 本部ジュネーヴ)が1996年に発表した鍼灸の適応症状は以下抜粋の通りです。
運動器疾患
肩こり 腰痛 膝痛 寝違え
捻挫 リュウマチ
テニス肘 野球肩 関節痛
頚肩腕症候群 頸椎捻挫後遺症(ムチウチ)
腱鞘炎 外傷後遺症(捻挫 打撲 肉離れ等)
神経系症状
坐骨神経痛 三叉神経痛 頭痛
神経麻痺 痙攣
脳卒中後遺症 自律神経失調症
めまい 不眠症 神経症 ノイローゼ ヒステリー
婦人科系
月経困難症 生理痛 不妊症 更年期障害 月経不順 冷え性
血管系
高血圧 低血圧 狭心症 貧血 白血球量調整 血流量調整 動脈硬化症 動悸 息切れ
眼科系
眼精疲労 仮性近視 かすみ目 緑内障による眼圧の調整
他
胃もたれ 下痢 便秘 等
鍼灸治療は数千年間の経験医学、自然哲学的な側面が強いためざっくりしていて、西洋的なエビデンスが足りないこともあり、受け手の年齢、体質、嗜好などの素因に影響を受けますので、治療計画、治癒回復の期待できる期間は全く異なります。
一瞬で効果が現れる場合もあれば根気強く通院をお願いする場合もあります。
私の臨床経験上、はり治療後2~3日経ってから症状が緩和していく方が多いように思われます。
急性症状、手術が必要と判断する様な重篤な症状の心配がある方や既往歴のある方は病院での精密検査及びドクターの診察を受けることをおすすめします。
まずは一度、ご相談ください。