伊勢崎市「くにさだ鍼灸整骨院」で根本改善へ

最近暖かくなってきましたがまだまだ夜などは冷え込んだり風が強い日も多いです。なかなかしつこい手先や足先の冷え性に対して鍼灸治療はとても有効です。今回は冷え性について紹介していくのでぜひ最後までこのブログを読んでみてください。

冷え性

冷え性とは、通常の人が苦痛を感じない程度の温度環境下において、腰背部、手足抹消、両下肢、半身、あるいは全身的に異常な冷感を自覚し、この異常を一般的には余年にわたって持ち続ける病態を言います。

冷え性の分類

冷え性には、原因の良くわからない本態的冷え性と種々の基礎疾患によって起こる、続発性冷え性があります。

1、本態性冷え性

〇自律神経失調性冷え性

自律神経症状の頻度が相関することから、自律神経機能の失調が血管運動神経機能を障害し、冷感部位の毛細血管痙縮が原因で血行が妨げられ、その結果として冷たく感じるもので冷覚過敏症ともいいます。

〇心因性自律神経症

自律神経機能検査に異常を示さないが情動障害が根底にあり、それが作用して皮膚の冷覚過敏を起こすものを言います。

2、続発性冷え性

続発性冷え性続発性冷え性は種々の基礎疾患により発症するものでその原因には貧血症、甲状腺機能低下症、心臓弁膜症、抹消循環不全などがあります。

冷え性の成因

冷え性の成因は未だに明らかになっていない部分が多いですが、その根底には末梢循環障害説があり、それに関する自律神経機能、内分泌機能、心機能、を含めた循環機能などの関連が指摘されています。

冷え性を訴える頻度は女性の方が圧倒的に多く性機能の転換期(思春期や更年期)に対応しています。月経異常を伴えば出現頻度はさらに高まります。また、冷え性者の特徴の一つとして甲状腺ホルモン低値が指摘されており、代謝の低下が寒冷耐性を低下させている場合があります。また、心機能を含めた循環機能との関連では血圧が指摘されています。若年層冷え性では低血圧、中高年冷え性では、高血圧の傾向が認められます。

一般的な冷え性の治療法

一般的には温熱療法や血液の循環を良くさせる、薬物療法です。ですがこの治療法で良くならない場合は鍼灸治療が有効な場合があるので、鍼灸治療での方法を紹介していきます。

 

鍼灸治療法

今回は現代医学的な鍼灸治療法、東洋医学的な鍼灸治療法に分けず、病態に応じた鍼灸治療を紹介します。

1、血管自律神経障害による冷え性

下肢血管の収縮状態の持続、あるいは寒冷刺激などにより下肢血管の易収縮状態にあるもので、下肢血管、特に足部血管の自律神経障害が原因です。このタイプの冷え性では、足の冷えに加えて、全身の交感神経機能の亢進状態に伴う動機や発汗異常、高血圧症、などを合併してることがあり、興奮しやすくイライラ感が強いです。治療目的は下肢の血管交感神経の緊張亢進を抑える事です。使うツボは足三里、三陰交を使います。

2、基礎代謝の低下による冷え性

足や腰の血管収縮の問題だけでなく基礎代謝そのものが低下し、その結果皮膚温度も全身的に低下するものです。つまり代謝低下のためエネルギーそのものが発生しないことが原因です。比較的若年女性に多くやせ、低血圧、片頭痛、食欲不振、朝の寝起きが悪い、顔色が青白く元気がない、月経痛や月経前緊張症などの症状がみられます。治療目的は消化器の調子を整えて食事をおいしく食べられるようにすることと、下肢血管の交感神経機能を高める事です。大巨、三陰交、足三里などのツボを使います。

3、骨盤内の循環障害による冷え性

冷え性の鍼灸治療は骨盤内の循環障害の改善、東洋医学でいう瘀血の処理をいかに上手く行うかがポイントになります。骨盤内に循環障害が起こりやすい一因として、特に女性は月経前に血液が内性器に集まってくるためうっ血を起こしやすいです。うっ血が起こると下腹部刺激、下腹部の膨満感、抵抗圧痛、月経異常、皮膚の荒れなどが見られます。このような循環障害の改善のために膀胱兪、水道、気衝、などのツボを使います。

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